★シャボン玉への想い★

シャボン玉を飛ばすダイパパ シャボン玉

去年だったろうか
初夏、グリーンパークの広大な芝生広場で
生まれて初めてシャボン玉ショーを見た
 

風に舞う、虹色の大きなたくさんのシャボン玉
風に乗ってたくさんの家族連れが集まった客席に向かって飛んで行く

 
湧き上がる歓声
子供達のはしゃぐ声
演者のシャボンダマイさんの楽しそうな笑顔……
 

マイさんがワンドを振ると、美しいシャボン玉がたくさん生まれ、輝いて、芝生広場は幻想的な空間になる。

美しく幻想的な光景に、子供も大人もみんな目を輝かせる。
シャボン玉の輝きでみんなが楽しい気持ちになる。
 

そこには今まで見たことのない世界があった。
 

私は心の中に湧き上がって来るものを感じた。

私も美しいシャボン玉を飛ばしたい……
美しいシャボン玉を飛ばして皆を笑顔にしたい……
 

この日から私の試行錯誤の日々が始まった。
 
仕事と育児で時間は取れず、持病で動けない時間も多く、シャボン玉の勉強や準備はなかなか進まなかった。

やっと道具を揃えてシャボン玉を飛ばし始めてからもたくさん失敗した。
家族でお出かけの日に張り切って準備したのに全くシャボン玉が飛ばず、落ち込む日もあった。

……こんな調子で皆を笑顔にするシャボン玉を飛ばす事なんてできるのか?

綺麗なシャボン玉を飛ばして人々を幸せにする日がいつか来る。
そんな自信が全く持てなかった。
 

それでも不思議と諦める気には全くならなかった。
 

それは最初にみたシャボン玉ショーの素晴らしい世界の魅力、目に焼き付いて離れない。
 
それと近所の子も含めた子供達の力が大きかったんじゃないかと思う。
 

初心者の私が飛ばすシャボン玉、はっきり言って大したものではない。
それでも大きなシャボン玉やたくさんのシャボン玉が飛ぶと子供達は喜んでくれた。
 
子供達が喜んでくれると私も嬉しかった。
皆で笑顔になれた。
とびきりの笑顔を見せてくれる子供達のお陰でシャボン玉ショーの世界に少し近づいた気分になれた。
 

子供達は、私が試行錯誤を繰り返して悪戦苦闘している間、上手く行く日も上手くいかない日も、いつも見守ってくれた。
 
いつしか子供達は私のシャボン玉を楽しみにし、手伝ってくれるようになった。
 

徐々に道具も増えていった。
ガーラントワンド、折りたたみバケツ、園芸シート、etc…
 
シャボン液のレシピも少しずつ増えていった。
洗濯糊、PAN、PEO、GG、etc…
 

そして少しずつ、私はシャボン玉が出来るようになりつつある。
 

まだまだ中途半端な私のシャボン玉。
シャボン液の改善、ワンド/ポイの工夫、パフォーマンス……
時間はなかなか取れないが、試したいこと、知りたい事はまだまだたくさんある。
 
もっとシャボン玉のレベルを上げて、いつか本物のシャボン玉師さん達みたいに立派なシャボン玉ショーを出来るようになりたい。
 

あの素晴らしい
シャボン玉と皆の笑顔が輝く世界を
自分の力で実現できる本物のシャボン玉師になりたい。

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